■設立の背景
セントケアDXは2022年7月に、介護領域で約40年の実績を持つセントケア・グループの子会社として設立されました。
少子高齢化が進むわが国では、介護ニーズの増加とともに人材不足の問題が年々深刻化しています。
この問題を解決する手段の1つとして、介護や看護の現場ではICT(情報通信技術)機器等を導入していく動きはあるものの、現状は施設への導入が主流で、お客様のご自宅で行う在宅介護の現場では、まだまだ職員のマンパワーや経験値に頼ったケアの文化が残っているのが現状です。
「介護が必要になっても可能な限り、住み慣れた地域、住み慣れた自宅で生活を送りたい」。
そんな想いに応えるためには、在宅ケア領域にこそDX(デジタルの力による変革)が必要です。
「訪問看護・訪問介護にDXを取り入れることで、新たな価値を創出していく」というビジョンのもと、セントケアDXは生まれました。
■セントケアDXの理念
私たちが目指すDXは、アナログの魅力を最大に引き出すためのデジタル化。
介護や看護は、人が人に対して行うアナログのサービスです。
私たちは現在、お客様のバイタルデータを自動で記録するスマートウォッチや「眠りセンサー」を導入し、スタッフには1人1台スマートフォンやノートパソコンを貸与しています。
これらのICT機器を導入した目的は、介護や看護の現場における3M(ムリ・ムラ・ムダ)の削減や、エビデンスに基づいたケアの提供といった介護・看護サービスの質の向上と、スタッフの働き方改善です。
DXの活用により、当社に関わるすべての人に「セントケアDXを利用してよかった」「セントケアDXで働いてよかった」と思っていただける存在となることを目指しています。
在宅ケア領域のイノベーションを通して1人ひとりの安心と自己実現を追求し、誰もが安心で満たされるコミュニティーを創造することが、セントケアDXの理念です。
■セントケアDXの挑戦
当社は2024年3月現在、訪問介護+訪問看護の2部門併設営業所を東京都杉並区に2拠点展開しています(高円寺・堀ノ内)。
来期には新たに3拠点を開設予定で、既存店の3~5km圏内の近隣に新店舗を開設していくドミナント戦略をとっています。
近い距離感の中に出店することで拠点間の交流をスムーズにし、地域の中で必要とされる存在となることを目指しています。
当社のスタッフは現在、約40名。正社員比率が約7割と同業他社に比べて高く、1人ひとりがプロとしての自覚を持ち、ケアの専門職として活躍しています。
平均年齢は介護スタッフで30代、介護スタッフで40代。明るく前向きな人が多く、当社が実践する「DXを活用した新しいケア」「新しい働き方」に共感して入社された人が多いです。
当社は新会社で、新しいことに挑戦していこうという志を持って設立された会社です。
失敗を恐れず新しいことに挑戦したい、新しい会社を一緒に創っていきたい、という挑戦心あふれる人たちと一緒に働きたいと考えています。